#ポメラ DM200発表

(出展:キングジムホームページ)

キングジムのポメラに遂に新機種が登場しましたね。その名も…

pomera DM200

さて、期待に胸を膨らませて、そのスペックを眺めていたのですが、DM25とDM100のユーザーである私には、あまり魅力的に映りません。類語辞書の追加は嬉しいし、ワイド画面もありがたい。専用ATOKも評価できる。でも、Wi-Fi機能は中途半端だし、乾電池をやめちゃった。で、49,800円(税別)。ちょっと投資する気にはなれません。

キングジムさんはきっと、想定ユーザー層を自己完結して狭めてしまったのではないのかなぁ?「最強のテキスト入力専用マシーン」にこだわるがあまりに、周辺のことが見えなくなってるのでは?と疑いたくなりますね。

これだけは言いたい。Wi-Fi機能を載せたのなら、是非、Dropboxのようなクラウドストレージへの読み書きを可能にして欲しい。それだけで、どれだけ購買層が広がるか計り知れないと思うんですよね。なんでポメラSyncとか汎用性のない機能にしちゃうのかなぁ。それがなければ、相変わらずのデータの一方通行なわけで、ほんと、理解に苦しむ。

DM100も「テキスト入力専用マシーン」という位置付けの製品でしたが、その仕様はあたかも、文書作成をすべてポメラ上で完成させることを前提に考えているとしか思えないものでした。すべてポメラで完結させられるような人、います?(笑)メインPCで手直ししたり、スマホで手直ししたりして仕上げていくでしょう?その辺りのデータの入出力にポメラはとてつもない不満があったわけです。

DM100ではUSBでPCに接続してPCからアクセスするか、SDカードをPCに差してアクセスするかくらいしか、データの同期を確保しつつ文書の作成・編集をする方法がありませんでした。このひと手間掛けないといけないところがスマートじゃない。それに文書ファイルを抱えているのがポメラになってしまうので、PCの前にいてもポメラがないと何もできない状態になってしまう。

この辺りの文書データ管理の部分で、Wi-Fi機能搭載したDM200に期待していた分けですが、ポメラSyncとかいうGmailのノートフォルダを介したデータ共有しかサポートされなかったので、かなりがっかりしました。

DM100とDM200の機能比較

機能比較表を見ていて気付いたのですが、Bluetoothによるデータ転送が無くなったのですね。Wi-Fiで代替機能があるのでしょうか?ポメラSyncがその代わりなのかもしれません。

取扱説明書を読んでいたら、こんな記述を見つけました。

  • 本機の「pomera_sync」フォルダに、同期したいファイルを保存する
  • 「pomera _sync」フォルダ内の 100 件のテキストファイルを同期します。 フォルダは同期されません
  • 「pomera_sync」フォルダ内のファイルを削除する場合は、ポメラおよび
    iPhone や Mac のメモアプリの双方でファイルを削除する必要があります。 

データの同期もなかなか癖がありそうですね。どうも、ポメラの技術的限界が見え隠れします。

DM100の時みたいにファームウェアアップデートでクラウドストレージ対応してくれないかなぁ。そしたら即買いなんだが(笑)

【解決】ポメラでiPhoneテザリング使えない!?

ポメラDM100+FlashAirの組合せで、iPhoneのテザリングを使ってEvernoteへアップロードしようとしたら、なんとポメラがiPhoneを認識してくれないではないか!

原因は多分、ポメラが2バイト文字の含むSSIDを取り扱えないからかもしれない。

iPhone側のSSIDは変更できない(*これは間違い)ので、対処のしようが無い。取り敢えず、KING JIMホームページの問い合わせから対処方法の質問を投げてみた。回答が来たら、またこのブログで報告したい。

希望としては、メニューにある機能なので、ファームウェアアップデートしてくれると嬉しい。


さて、一日でキングジム様から返事をいただきました。想像通り、2バイト文字は認識しないとのことです。

* ただし、iPhone側で名称変更できるとのこと(知らなかった(汗))

「設定」-「一般」-「情報」-「名前」をタップして、半角英数時の名前に変更をお願いします。

ということで、問題なくiPhone経由でEvernoteへアップロードできるようになりました(^^)


※キングジムさんのサポートは丁寧でスピーディですねぇ。とても感心&安心しました。

携行のDM25と安定のDM100

近場の外出時には、断然DM25の出番が多くなります。私の持ち歩くバックはiPad miniがギリギリ入るサイズなので、DM100は長すぎて入らないのです。

iPad miniにモバイルルーター、そしてDM25が、最近の外出時の携行セット。出先であれこれ店開きして作業が出来るときは、DM25で充分なんです。辞書や調べ物はiPad miniで済ませられますからね。

でも、通勤途中だとそうはいかない。DM100だけを取り出して作業が完結する方がいい。あってもiPhone程度。その点、DM100に辞書が内蔵されていることの意味が大きくなります。それに、欠点のように言われているDM100のサイズのお陰で、不安定な膝の上やカバンの上でも安定してキー入力できます。

携行性の良さでDM25。安定性の良さでDM100という捉え方をして、使い分けています。

ポメラDM100をアップデート

以前から、アップデートの存在は知っていたのだが、別段困ったこともなかったので放置していた。ポメラの記事を久し振りに書いたので、思い立ったら吉日、早速キングジムのホームページを参照してファームウェアのアップデートを行った。

「ポメラ」DM100 ソフトウェアアップデートのご案内

ちなみに、初期値は「1.2.10.0」だった。作業はさほど難しくなく、ホームページの説明通りに実行すれば良い。SDカードのルートへファームウェアファイルを保存してポメラに差し、PCとポメラをUSB接続してから、ポメラ側からアップデート処理を実行すれば、あっという間に終わる。

キングジムのホームページによると、このアップデートの変更内容は以下の通り。

  • 1. 本体メモリの安定性を向上ソフトウェアを最適化し、メモリアクセスの安定性を向上させました。

  • 2.ファイル名に使用できる文字を追加
    「㈱」「Ⅰ」「Ⅱ」「Ⅲ」「Ⅳ」「∵」をファイル名に使用できるように変更しました。

  • 3.その他軽微なプログラムの修正をいたしました。

実感として、何が変わったかは分からない(笑)

ポメラDM25とDM100

すっかりこの趣味ブログを放置していたが、久しぶりに「ある方へ向けて(笑)」書きたいことができたので記事をアップする。

ブログ記事や業界誌の記事を執筆するのに、思い立ったらすぐに起動してキー入力できるマシンが欲しいと以前から思っていた。究極的には HP200LX のようなマシンが欲しいのだが、とっくの昔に生産中止になった製品を無いものねだりしても仕方がないので、やむを得ず、iPhoneをフリック入力したり、bluetoothキーボードを使ってごまかしていた。(ほんと、HPさん、HP200LXの復刻版を販売してくれないか?(笑))

そういうデバイスの候補にキングジムのポメラも入っていたが、記載された機能と比較すると価格があまりに高すぎて除外していた。しかし、実際のところ、どんな使い勝手なのか?それを知りたくてYouTubeにアップされている商品紹介などを見漁っていたら、Goodsun.TV というチャンネルに出逢った。そこにある動画「キングジム ポメラDM20 毎日使ってます。ちょっとだけ紹介。」と「キングジム ポメラDM100 いまさら買っちゃった話」に非常に感化を受けて、ポメラが欲しくて仕方なくなった。(この方のポメラ愛は並大抵ではないですよ(笑) 「Goodsun.TV ポメラ関連動画」)

ある日、SNSに「ポメラDM100が欲しいなぁ」とつぶやいたのを同業者の友人が見つけてくれて、ラッキーなことにDM25DM100の2台を入手できることになった。

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DM100はサイズが大きいものの明鏡国語辞書、ジーニアス英和・和英辞書が入っており、書きものをする上で必要となる調べ物を最低限できる条件が確保できる。なので、通常持ち歩くメインマシンをDM100にしている。

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もちろん、外部とのデータのやりとりができないと意味がないので、早々にFlash Air 32GBを購入し、すべてのデータはこれに保存するスタイルにしている。モバイルルーターやiPhoneのテザリングを使って、evernoteへデータをアップロードすることもできるが、私は使っていない。(送ったら送りっぱなしで、送ったものを編集できないのが嫌なのです。ポメラで完全に完成させてからしか送れない感じ。)

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通勤時に使用するカバンにはDM100が余裕で入るので問題ないのだが、遊びで出掛けるときに持つ小さなバッグにはさすがにDM100は入らない。そういう時は、DM100からFlash Airを抜き、DM25へ差して持ち出すという使い分けをしている。データの保存環境がそのまま機種間で共有できるのが強み。(これがDM20だとMicroSDなので出来ないのです(涙))

キングジムさん>
できれば、DM25の構成に国語辞典と英和・和英辞書を組み込んだマシンを販売してもらえないか?(笑)

PCへデータを持ち込むときは、ポメラのFlash AirをSDカードスロットに差し込んで、Flash Air上のデータを直接編集する。ポメラをテキスト入力・編集マシンとして運用する上で、SDカードがPCとの連携をさせる上で肝だと思う。

この環境ができてから、書き物が楽しい。量も増えた。iPad miniやタブレットPCなどと外付けキーボードの環境など、いろいろと試行錯誤してきたけれども、パッと開いてサッと書け、パタッ閉めれば次の行動に移せる、こんなマシンは他にはない。ポメラは文字打ちマシンとして最高だと思う。


(参考)
goodsun.TV Blog 「頼んじゃった・・・ポメラDM100・・・この選択は正しいのか???」